補聴器は何年ぐらい使えますか? 一般的に耐用年数の目安は5年とされていますが、汗をかくことが多いと短期間で故障したり、耳垢が多い方では耳あな型の音の出口が詰まりやすかったりと、使い方により大きく異なります。補聴器の調子が悪い、聞こえにくいと感じたら、早めに専門店へご相談ください。
補聴器は両耳で使うべきですか? 補聴器を両耳で使用する事により、補聴器の装用効果が高まる場合と、逆に少しわずらわしさが増える場合が考えられます。補聴器の両耳での使用をお考えになる場合は「補聴器相談医」にご相談ください。
ピーッという音は止められますか? 聞きたい音を増幅してくれる補聴器ですが、使用中に音の漏れがあるとピィーッという音(ハウリング)が発生します。最近ではハウリング軽減機能搭載機種もあります。 使用する前には、補聴器を外耳道に先に装着してからスイッチを入れるようにしてください。
雑音(ノイズ)が多いと聞きますが… 補聴器から聞こえる雑音は、実は今までに聞こえなかった周囲の騒音です。補聴器は聞きたい音だけを拾うことができないため、ざわついた場所では人の声と一緒に騒音も多くなります(俳句をなさる方からは自然の音が聞けて楽しいという声も!)。最近は一部の 騒音を抑えられる機能を持つ機種もあります。 聞きたい方向の音を自動的に選べる機能のあるタイプなら、より快適に使用できます。
補聴器はうるさいものですか? 聞こえが悪くなると、音の小さい静かな状態に耳が慣れてしまいます。そのため補聴器の使い始めではうるさく感じる人もいますので、段階的な調整が必要です。不快な大きな音は調整機能で抑制することができます。
補聴器の種類や価格について 知りたいのですが… 補聴器には、耳あな型、耳かけ型、ポケット型(箱型)などの種類があります。それぞれの価格は、おおよそ以下の通りです。 耳あな型(¥70,000~¥500,000)/耳かけ型(¥50,000~¥400,000)/ポケット型(¥30,000~¥90,000)詳しくは店頭でご相談ください。
補聴器の購入には何か支援制度がありますか? 健康保険および生命保険関連での支援制度はありませんが、身体障害者(聴力障害)手帳所持者の方には、難聴の程度に応じて補装具費の支給を受けられる公的な福祉制度があります。具体的な購入補助制度については、居住する市区町村の障害者自立支援法担当窓口にお問い合わせください。
購入する時は、自分が行かなければなりませんか? 必ずご自分で、出来れば家族の方もご一緒にお店に足を運び、納得の行くまで認定補聴器技能者にご相談ください。 難聴の程度は一人ひとり違います。そして、補聴器を使用する目的も違います。 一番重要なことは、きちんとご自分の聞こえに合わせることです。
補聴器を付ければ、 すぐ元通り聞こえるようになりますか? 聞こえの不自由さに個人差があるように、補聴器を使用した場合の効果にも個人差があります。また、聞こえを補う機能にもある程度の限界があります。しかし、大多数の方が使用前に比べて、聞こえが良くなったと喜ばれています。大事なことは、使用して良い点を見い出すことです。
補聴器は、価格が高い方が良く聞こえますか? 高いから良く聞こえるということではありません。個々の聞こえの程度や使用目的に合わせた、その結果が価格になります。ただし、高価格な製品にはより多くの調整機能があり、使用環境が広がるため、さまざまな要望への対応が可能になります。